今日は20011年の大晦日、12月31日である。

東日本大震災に見舞われた2011年がまもなく暮れようとしている。

寒さ厳しい中にも、穏やかな天候に恵まれたここ仙台は今年も雪の無い新年を迎えられそうだが、今年を総括すると、我が人生最大の試練の年でもあった。

そう、あの未曾有の大地震(M9.0)があったからだ。

あの3・11に発生した最大震度7の大地震。そして牙をむいた大津波・・・・・、原発事故。

東北地方、なかでも岩手、宮城、福島では大津波による甚大な被害に見舞われた。犠牲にならずとも原発事故により避難を余儀なくしている人々は数万人にものぼる。

我が配偶者のおふくろも津波で帰らぬ人となった一人である。自然の猛威とは言え全く残念と言うしか無い。

その関係で、玄関にお飾りを飾り神棚にもいろいろお供えをして新しい年を迎えるのが常なのに、今年はそうした事を一切しなかったから寂しい年越しになりそうだ。

震災で壊れた神棚もそのままだし、大鯛が釣れなかったのは大黒様の怒り?のせい・・・・等と思う我輩を笑わば笑ってほしい。

いづれ喪が明けた暁には元通りに・・・・と考えているのだが、それが終って初めて、(吾輩的には)復旧・復興と言えるのかも知れないなぁ。

今年はおふくろを田舎に連れて行くのを止めた。年末から正月に掛けて田舎で一緒に過ごす永年に亘る恒例の行事である。

正月くらい我が家でゆったりしたい・・・・」と言うカミさんの願望を聞き入れたのももちろんだが、ホントの要因は正月帰省中に救急車を要請した騒ぎから始まり、3月に大震災に見舞われたりとホントに大変な一年だった事を忘れる為にも少し気分転換しなければ・・・・と考えたからである。

まぁ、2日夕方から4日に掛け田舎に行くつもりなので、またいつもの生活に戻る気がしないわけでもないが、10数年ぶりに自宅で迎える新年を機に、来年はいい年になって欲しいと心から願ってやまない吾輩なのじゃ。