先般仙台港の沖防へ釣行した時は、エサ盗りの大群に会い全く釣りにならなかった。水温の上昇とともにエサ盗りが多くなるのは必然だとしても、まだシーズンが始まったばかりだと言うのに少しどころか異常なくらい早すぎるこの現象は一体何の前触れなんだろう?。

普通なら水温が上昇してエサ盗りが増える7月後半頃にやっとフカセを諦め、前打ち釣りに変更するのが常であるが、この状況を目の当たりにすると季節が前倒しになったのでは?と感じる反面、なぜか地球温暖化にまで考えが及んでしまう我輩だ。フカセ釣り派の我輩としては何とかしてこの状況を克服し、自己新記録の黒鯛をゲットしたいとただ願うばかりなのだが・・・・。

それで、そのエサ盗り対策をいろいろ研究しているうち「くわせダンゴ釣り」なるものを知った。すでに15年ほど前から世に出回っている釣り法で、エサ盗り対策効果は抜群らしいとの触れ込みだが知らぬは我ばかりである。

紀州釣りと言われるダンゴ釣りは、夏の終わり頃から秋口に掛け我輩も実践する釣り法である。しかしこれとは少し趣きが違うようで早く言えばダンゴ釣りとフカセ釣りの中間と言えるのでは・・・・。

実は・・・この「くわせダンゴ釣り」を先日(6/16)の釣行時にちょっとやってみたのだった。ホントにホンのちょっとだけ・・・・。

それで、マルキュウの「チヌパワーくわせダンゴ」に書いていた通りの作り方でやってみたが結果から言うとさっぱりだった。まるっきり物にならなかったのである。ダンゴの固さだとか大きさ、投げ方・・・・まるっきり初めての事とは言え一朝一夕に出来る代物でない事を知る羽目になった。

果たして沖防のようなサラシ場で有効かどうかの疑問が無いわけではないが、かと言って何の策もとらずエサ盗りを集めるだけのコマセ撒きをしていては本命をゲットするのは難しいと思うので、明日出かける釣行から本格的な試行錯誤に入ろうと考えている我輩である。