この頃の新聞紙上では、県とか市町村関係の人事異動に関するもので賑わっている。その中に我輩の同級生の名前をちょくちょく見受ける事がある。

そのほとんどは「退職者」欄に掲載されているが、我輩同様60歳の還暦を迎えた者たちの終焉、つまり定年者の年度末が近づいているからだ。

一足先に職を離れ悠々自適(そうでもないが)の道を歩む我輩と違い、第二の職場を求め再就職する同輩も多いと聞くと・・・・正直なところやれやれと思う。

まぁ、人それぞれの人生だから好き勝手にせい!と言うくらいが関の山で、残りの人生を楽しく遊んで暮らせなどとはとても言えないよな・・・・。

それでも、(年金をもらえるようになる)4年後に全員がばら色の人生に包まれるかどうかについては少し疑問がある。我輩のように趣味多き遊び人と違い、みんな真面目な奴らばっかりだから、それから人生を設計して楽しく・・・・等と悠長に構えている姿に対して、「これからの人生はそんなにながくないんだぞ!」と言いたくもなるからだ。

日本人の平均寿命が○○歳だからと言って、ほとんどの老人が皆元気で動けるわけではないし、寝たきりになって生活している方も多いことを考えると、何も無理して働かなくとも・・・・。

残りの人生を自由気ままに生きたいと願ってやまない我輩だから。