盆休み明けすぐの作業を始めるため、足場を上っていた作業員がスズメバチに刺されたのは8月18日の事だった。

意識不明になり、救急車で運ばれたその作業員は、救急車が到着するまでに数分間の心肺停止があり、蘇生後脳症と診断されていたがやはり最終的な結果はアナフィラキシーショックによる脳死と判定された。

ハチに刺されることによる死亡例は、殆どがそのアナフィラキシーショックによる血圧の低下と上気道の浮腫による呼吸困難が原因らしいから、今回の当事者も極めて短時間(30分以内)に反応していることからその通りだろう。

アナフィラキシーショックとは、IgE抗体が関与するI型アレルギーによって引き起こされる即時型反応で、呼吸困難や血圧低下などの全身的な反応(アナフィラキシー)のうち生死に関わる重篤な症状をアナフィラキシーショックと呼ぶらしい。

ハチ刺傷により抗原となる物質(ハチ毒)が体内に取り込まれると、ハチ毒に対する特異的IgE抗体が作られ、体内で肥満細胞と結合する。2回目の刺傷によりハチ毒が再度体内に取り込まれると、肥満細胞の表面で抗原抗体反応がおこり、肥満細胞が活性化され、ヒスタミンなどの化学伝達物質が体内に放出され、身体の各臓器に作用してさまざまな症状を引き起こす事になるのだと書いてある。たかがハチとバカに出来ない怖い存在なのである。

かと言って、過去に刺されて抗体を持っている人が皆その症状になるかと言うとそうでもなく、約10%以下だと言われる。結局、運に左右されるのかも・・・。

自分も小学生のころスズメバチに刺されているので、もしかすると再度刺された場合はアナフィラキシーショックでお陀仏と言う事になりかねない。病院で簡単に検査出来るらしいので検査しておくかな。いや、蜂の巣がありそうな場所に近づかないのが無難かな?やっぱり。