登米市の実家(別荘と呼んでいる)に付帯する作業小屋(長屋)の補修工事がほぼ完了した。
昔はいろいろな役目を担った作業小屋も、今は当時使っていた作業道具や機械類の他、不要になったテレビ・冷蔵庫・洗濯機などを含むガラクタ類の単なる置き場となっていて、築60年以上?の経年と共にたてもの全体がボロボロになっていた物だ。
倉庫本体の建坪はわずか18坪ぐらいでしか無いが、周囲にぐるりと鉄骨を回して増築している関係で作業小屋としては大きな広さがある。
平成3年に自宅を立て替えた折に、おふくろが旧宅の畳から箪笥まで・・・・ありとあらゆるものをそこに保管?していたから、われわれの子供時代の思い出品もいっぱいごろごろしていたし、兄弟がインターハイで獲得したカップやトロフィーなども塵にまみれて転がっていたが、すでに単なるゴミと化していた。
この近くで採掘され加工されたスレート葺きの屋根は、天井部が朽ちて雨漏りがひどくなっていたし、外壁の波トタンも劣化や強風による破損で大きなダメージを負っていた。
解体して更地にした跡地にスーパーハウスを設置して倉庫として使う考えは無かったわけではない。
ただ、解体した時の産廃費用を考えると補修以上の費用が掛かると聞き、改修する事にしたのだ。
補修したからと言っても、今後何かの使用目的があるわけではないが、小さな畑で収穫する玉ねぎやジャガイモを保管する為には雨漏りに晒すわけにも行かず、外壁の破れから侵入したハクビシンの住処にさせるわけにも行かないため止む無く大枚をはたいて補修する事に決めた。
兄弟と約束した、今後7年間における別荘の管理費用として見込んだ金額を大幅に予算オーバーしてしまったが、それでも後は残りのガラクタを片付けるだけになった。