先日、震災で被害を受けた仙台市東部地域の新しい街づくりに関する仙台市の説明会に出掛けた。
被災区域をそれぞれ地域ごとに分割した説明会になっていて、当日は吾輩が住む白鳥地区が対象だった。
我が地区は津波で流出した家屋は1軒もなく、多分死者も出なかった地区なので、集団移転対象地域に該当するわけではないが、今後の震災対策がどのようなものか知りたくて参加した。
今回と同規模津波が大潮時の満潮位に発生したとの想定で、それに基づく対策(河川堤防、海岸堤防、道路の嵩上げなど)を施した上でシミュレーションすると、我が地域では逆に浸水深が増す事がわかった。七北田川より北側では仙台港に絡む道路状況のせいで思うような対策が出来ないからだと言う。
結局、同じような津波が再来すればまた同じように被災する事を考えると、今回の説明会が何だったのか理解に苦しむ。2階建て以上に居室を設ける条件付建築制限を課す・・・・だけの説明ではとても納得しかねるのだ。「このような対策を施すと、多くの地域では浸水区域や浸水深が減少するが、皆さんの地域は逆に浸水深が増します。我慢してください」と言われたような説明会だった。
5年後か100年後か、あるいは1,000年後?、いや明日来るかも知れない大津波。しかし、「住まいの安全確保が一番!」などと行っている割には果たして何年先を目指して進めているんだろう。役所は・・・・。机上の空論ばっかし言い合っても事態は全然進捗しない事を思い知るべし。
あ〜ぁ。吾安心没時迄不来海嘯。なぁ〜んてね。(意味不明)