20120429yamatochair

写真の椅子はイトーキ製の木製チェアー。結構年期が入ったアンティーク物である。

昨年の東日本大震災の後、近くの震災ガレキ置き場に出されていた物だ。キャスター内部が錆びて車輪が破損していたが、本体自体は作りがしっかりして頑丈そうなので、補修して孫用にと無断・・・・・いや無償で譲り受けた椅子だった。

イトーキの特約店になっている東京インテリア仙台港店で部品を調達しようと考えていたのだが、店の復旧がいつになるか分からない状況のまま時間だけが過ぎ、1年以上も倉庫で埃をかぶったままになっていたのである。

最近、孫が1歳6ヶ月になり、テーブルで食事を取るようになった。高さ的にちょうど良いから・・・・と俄然注目されはじめた椅子。偶々、東京インテリアからソファーを買い入れる機会があったので、ついでに補修用部品を依頼する事にした。

イトーキのホームページを見ると、すでに15年以上も前にモデルチェンジされた椅子なので、キャスターも微妙に変わっているような感じだった。だから、この椅子に合うキャスターがあるかどうか半分諦めていたのだが、駄目もとで担当者にお願いしてみた。

イトーキの返事がOK・・・・と後日連絡が入り、ソファーと一緒に届いたのが4個のキャスターだった。さすがに車輪を支えているのは鉄製ではなくプラスチックになっていたが、取り付けネジの位置が違うだけでほとんど旧型と変わらないものだった。品物には「大事に使ってくださってありがとう。これからも末永く当社製品を・・・・」の文面が添えてあり、嬉しい事に料金(キャスター代)がサービスだと言う。そう、ただ!。タダなのだ。謝々!。謝々!。

キャスターを全部交換し、錆びて廻らなくなっていた連結ボルトを2本交換したら、なんと!見違えるほどアンティークなチェアーに変身したではありませんか。座面の板を前後逆さまに取り付けているので少しアンバランスに見えるが、足の短い今の孫にはまさにぴったりだ。

ちなみに同様の製品は新品だと19,800円するんだよ!。ちみ。