かぼちゃの苗の下に敷く藁を調達し田舎に行った。そろそろ花が咲き終わり結実した頃・・・・と思い立ち、庭の草取りを兼ねカミさんと出掛けたのだ。

現地についてまず驚いたのは、かぼちゃの苗?が畑の半分ほどを占有していた事である。

子蔓(つる)が四方八方に伸び、一部は畑を飛び出し道路まではみ出していたのには思わず笑ってしまった。もう少し来るのが遅くなり、このままほうって置いたら屋敷全体がかぼちゃのつるで多い尽くされそうになっていたから・・・・。

大きく育った葉の下には何本もの長い茎が伸びその先に黄色い花を付けていたが、これまで見てきたかぼちゃの育ち方と少し違う感じがした第一印象だった。そう!何か違ったのだ。

花芽をつけている茎が異常に長すぎ、見ようによってはモヤシそのものだ。蔓から伸びた茎先5cmくらいの場所に花を咲かすのが普通だと思うが、このかぼちゃの茎はどう見ても30cm以上は伸びていて、その先に花芽が付いているのだから・・・・。

花芽の付け根からかぼちゃの形をしたこぶ?が出来始めた物も見られるが、ほとんどの花芽は大きく開く事も無く、日照不足のせいなのか腐りかけていた。

初めは「栄養過多?」と思った我輩であるが、要するに摘芯、間引きなどの初期作業を省略した結果に他ならず、もう少しかぼちゃの育て方でも研究してから栽培に入れば良かったのに、ただ植えれば勝手にかぼちゃが結実するとの甘い考えではこれが当然だったのだ。

遅まきながらかぼちゃの実が形成された物だけ残し、あっちこっちの無用の子蔓を切り落として風と陽射しが当るようにしたら、今朝見たかぼちゃの花が大きく開いていた。

10個も収穫できれば万々歳だね。ねぇ、かぁちゃん?」とのたまう我が問いに、農業知識もなしに種だけばら撒く無能(無農?)の民を蔑すむような冷たい風が吹いたと感じたが気のせいか?。